住宅の場合の窯業系サイディングとは、外壁の建材で、現在最も主流で使用されている外壁建材で、セメントに無機物や繊維・木質成分などを混ぜて作ってあるボード状の外壁材(サイディングボード)の事を言います。基本的にセメントを主成分としているので、様々な形に作ることが可能です。
特徴としては下記のようなものがあります。
●初期費用が抑えられる
●デザインや色が多彩でモルタル調やタイル調など好みにあった外壁を選ぶことができる
●耐久性に優れていて、美観を長く保つ事ができるものもある
●地震や火災に強い
●紫外線や熱
外壁は熱や紫外線にさらされるうちに、劣化が進むと考えられています。外壁の表面を保護する塗膜がダメージを受け、剥がれていくからです。とくに太陽の光を受けやすい南側の外壁は、北側よりも劣化が早く進みやすい傾向にあります。
●雨や風
雨や強風といった天候によって、外壁は日々ダメージを受けています。風や雨が壁に長時間当たり続けると、塗膜が剥がれやすくなったり、金属にサビができたりします。定期的に塗膜を塗り直し、防水性を高めることが必要です。
●経年劣化
いくらメンテナンスをおこなっていても、時間が経てば、外壁は次第に劣化していきます。経年劣化には、建物と塗料の寿命が関わる点に注目しましょう。建物や塗料の耐用年数が過ぎれば、ひび割れなどの劣化症状が現れます。
●コケ・カビ・変色
外壁の塗料が劣化すると、次第に変色が目立ってきます。また、カビやコケが生えていれば、塗膜の防水性が低くなっている証拠です。カビやコケを放置しておくと、湿気が壁の内部に染み込んで、腐食につながります。
●チョーキング現象
チョーキング現象とは、指で壁に触れると、白っぽい粉がつく現象です。これは壁の表面の塗膜が劣化し、粉となって剥がれていることを示しています。放っておくと劣化が進行してしまうので、チョーキング現象が見られたら、外壁塗装を検討しましょう。
●クラック現象
クラック現象とは、外壁にひび割れが生じている症状のことです。とくに横向きのひび割れを放置していると、雨水が壁の内部に浸入しやすいので、早急な対処が必要になります。ひび割れを発見したら、まずは業者に相談しましょう。
●目地の劣化
外壁のパネル同士をつなげているコーキング材は、目安として5~10年程度で劣化します。目地の剥離やひび割れを放っておくと、隙間から雨水が入り込む原因となるので、注意しましょう。
●サビの発生
ひび割れや経年劣化によって外壁の防水性が低くなると、金属部分にサビが発生します。とくに金属系の外壁ではサビが目立ちやすくなるので、こまめなメンテナンスが必要です。
外壁の劣化を発見したら、放置せずに、まずは業者に相談しましょう。外壁劣化の対処法としては、主に以下のようなものがあります。
●コーキングの打ち替え
コーキングの劣化に対しては、コーキングの打ち替え工事をおこないます。コーキングの打ち替え工事は、外壁塗装と同時におこなうケースが多いです。2階部分の打ち替えをおこなう場合は、足場の設置が必要になります。
●高圧洗浄・バイオ洗浄
高圧洗浄とは、強い水圧をかけて、外壁についた汚れを除去する対処法です。また、バイオ洗浄は薬剤を使用して汚れを除去する方法で、カビやコケなどの洗浄に適しています。ただし、いずれの方法も、劣化しすぎて強度の低くなった外壁におこなうのは危険なので、注意しましょう。
●塗り替え
塗り替えは、外壁に生じたひび割れなどの処置をした上で、新しい塗料を塗り直す作業です。塗り替えをおこなう際には、外壁材との相性を考慮して塗料を選ぶ必要があります。外壁を長もちさせたい場合は、費用は高くなりますが、耐用年数が長い塗料を選びましょう。